一流のスポーツ選手ほど良く練習をしますが、勉強ができる生徒ほど良く勉強をします。
スポーツは体力や集中力が大事ですが、勉強のできる生徒は集中力が高く、受験で成功する生徒には十分に戦える体力があります。
一流のスポーツ選手ほどコンディションを大切にしますが、安定した成績を取る生徒は睡眠や食生活に気を使っています。
ある生徒は、テニス部で毎日、サーブやストロークの練習を繰り返しています。
でも、その生徒は、勉強においては繰り返しの学習をしません。
そして、曰く、「どうして、僕は、英単語が覚えられないんでしょう?」
これに答えて、師曰く、「繰り返しの訓練が足りないからである。」と。
どうして、スポーツでは反復練習が当たり前にできるのに、勉強ではそれが出来ないのでしょうか。
それは、学ぶべきことが次から次へと出てくるので、一通りの学習をすると『ヤッタつもり』になってしまい、反復学習まで手が回らないからです。
反復学習ができていなければ、本人は『ヤッタつもり』なのに、結果としてできないから、「どうして...。」ということになるのです。
また、「何回やったら覚えられますか。」と聞かれることがよくありますが、そう聞いてくる生徒は勉強ができない生徒です。
勉強ができる生徒は、出来るようになるまで繰り返します。
当りまえのことです。
この、当りまえのことを出来る生徒が、『勉強が出来る生徒』ということです。