受験マイスターの合格戦略 先んずる者は人を制す

「先んずれば人を制す」という諺は知っていますね。

中国の故事にまつわるものですが、
『史記』に「先んずれば人を制す、後るれば則ち人の制する所と為る」とあります。

簡単に言うと、先手を打った者が他者の行動や結果を抑制することができるということです。

実際の高校受験で考えた場合、
夏休みの間に2学期、3学期に習うところを先行学習しておくと、
速い段階で入試の過去問に取り組むことができます。

当然、秋以降の模擬試験で高得点をとることが予想できますから、
結果として他者の偏差値を下げることになります。

自分が取った先手が、他者の行動や結果を抑制してしまうのです。

もっと端的に言えば、
早期に自分に適した志望校に狙いを定めて勉強している受験生が絶対的に有利です。

さあ、受験生の諸君。
夏休みに頑張った成果を胸に、高らかに志望校を宣言してください。

9月も模擬試験の結果で志望校を決めるのではなく、
自分の宣言した志望校に見合う成績を9月の模擬試験で勝ち取るのです。

「志望校は自分で決める!」
これが、合格戦略の原則です。

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