今回は、大学進学を意識した私立高校の選定についてお話します。
私立高校には、大きく分けて5つのタイプがあります。
具体的な例を挙げた方が分かりやすいので、都内の私立高校を例に考えてみましょう。
1.純粋な付属校
ほとんどの卒業生が系列の大学へ推薦で進学できます。
レベルの高い高校に多く見られるタイプです。。
早稲田大学高等学院、慶應義塾高校、慶應義塾女子高校
明治大学付属明治高校、青山学院高校、中央大学附属杉並高校 など
2.他大学へ受験者がいる付属校
併設する大学への内部進学を基本としていますが、他大学への進学者が少なくありません。
明治大学付属中野八王子高校、国際基督教大学高校、明治学院高校、日本大学習志野高校 など
3.他大学の進学に積極的な付属校
併設大学よりも他大学へ進学する生徒の方が多いタイプです。
付属校でありながら、他大学受験のためのカリキュラムが設けられています。
東邦大学付属東邦高校、成蹊高校、二松學舎大学附属高校 など
4.系列の大学がない中高一貫校
併設大学を持たず、中高6年間のカリキュラムで学習します。
高校入試で募集をしない、トップクラスの東大合格実績がある高校にこのタイプが多いです。
開成高校、桐朋高校、巣鴨高校、海城高校 など
5.その他
中等部も存在しますが、高校入試でも募集も行います。
ここでは、例は割愛します。
大学直系だと思って入学したら内部推薦枠が半分しか無かった、という話を良く聞きます。
別に高校側が情報を隠しているわけではありません。
受験生の情報収集能力が低いことが大きな原因です。
志望校の選定を後悔しないように、情報は正確に収集しましょう。