受験生の親へのアドバイス 子供の反抗期と学習習慣について

お子様の反抗期と高校受験が重なって悩んでいる親御さんも多いと思います。

良く相談を受ける内容としては、
「高校受験に向けて勉強してほしいが、親の言うことを聞いてくれなくて。。。」というものです。

実は、この言葉の中にすべての答えが詰まっています。

子供の反抗期と言うのは、『自我の目覚め』、『心の成長期』です。

第一次反抗期では、『自と他』の区別が出来るようになります。
これが、『自我の目覚め』です。

第二次反抗期では、『親と子』の心理的独立が出来るようになります。
これが、大人になろうとしている『心の成長期』です。

第二次反抗期では、精神的に親からの独立をしますので、
当然、親の言うことを鵜呑みにせず、自分で物事を考えるようになります。

ですから、「親の言うことを聞け。」という方が間違っています。
そもそも、動機の設定に誤りがあります。「高校受験」は目的ではなく、手段であり通過点にすぎません。

将来、自分がどんな人間になりたいか、そのためには今どうあるべきかを考えさせてあげてください。思いっきり大人扱いしてあげてください。

勇気を出して、我が子を突き放してみてください。
「自分の人生なのだから自分で考えなさい。そのための支援ならいくらでもしてあげます。」

ここまで言われて、子供が変わらないようならば、
「折角、大人として扱ってあげたのに、まだ、あなたには時期が早かったようね。
自分で答えを出せないのなら、年長者のアドバイスは聞くものよ。」と、軽くあしらってあげてください。

これで、ほとんどの子供は奮起するはずなのですが、それでもダメな場合があります。
その時は、第三者の力を借りましょう。そもそも、親の言うことは聞かないのですから。。。

『母親のための受験マイスター』は、受験生を持つ母親を応援します。

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